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社会・文化活動

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積水の森整備活動

第18回「積水の森」整備作業

2008年11月1日(土)、通算18回目となる「積水の森」森林整備作業を行いました。今回は、過去最多の参加人数であった前回には及ばないものの、計22名の参加となりました。前日の天気予報では「曇りのち雨」となっていたのですが、当日の朝を迎えてみれば雲ひとつない秋晴れでした。

一行が積水の森に到着した直後の景色は、さすがに半年近く手入れをしていないだけあって、草木が一面を覆い、風も淀んでいる様でした。「積水の森」が目指す姿は、『人と共生する里山を甦らせ、ひいては松茸が自生する環境を整える』ことです。今回の参加者も、自分の里山のために草を刈り、枯れた木々を切ることで森に多くの光を差し入れ、森を元気にしようとの思いにあふれているようでした。その証拠に、気力あふれる中堅・古参社員は、道具を車から降ろすと率先して作業に取りかかっていました。

一時間ほどの作業を行った後、休憩では差し入れとしてチーズケーキが振舞われました。このチーズケーキは、食堂業者の方のご好意で差し入れて頂いた手作りケーキで、チーズの量が多いのか、とてもしっかりした風味と濃厚な味が病み付きになるほどの美味しさで、ある食いしん坊は一人で三切れも頬ばるぐらいでした。この食いしん坊君は、社長から「いい機会だから松を切れ!」と和やかな笑いの中で指名され、休憩後の作業では、懸命に枯れ松切りを行っていました。この枯れ松の切り倒し作業というのは思いの外大変で、まず松の幹に「切り口」を作り、次に反対側から「追い口」を水平に切っていくことで、木の自重で「切り口」側に倒すのですが、若木を痛めたり倒木が他の木にもたれ掛かったりしないように、慎重に狙いを定めるものの、思い通りの場所へ倒れてくれません。アタフタしながらも、食いしん坊君は懸命に鋸を引き、木が倒れるときは「き、木が倒れるぞぉ~」と、ぎこちないながらも、周りに注意を払うことも忘れずに、しっかりこなしていました。

予定の整備作業を終えてあたりを見回すと、作業前には薄暗かった印象は一変し、明るい景色が広がっていました。この景色を見て、先の食いしん坊君も「やった甲斐があったな~」と満足感に浸っているようでした。
森での作業が終了した後は、高瀬湖キャンプ場へ移動し毎年恒例の昼食会が開かれました。メニューは今年も豚汁・むすび・たくあんでしたが、食いしん坊君を含め、全員の空腹を十分に満たしてくれました。今回の「積水の森」整備作業も、誰も怪我することなく、無事に終えることが出来ました。

「積水の森整備作業の日は雨が降らない伝説」は今回で丸8年になりました。次回の「積水の森」も楽しみです。

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